困っている人
職場で同調圧力を感じて、怖い。どうしたらいいの?
同調圧力が起きている現場ってどういう風に見分けるの?
同調圧力を制圧、撲滅させたいけどどうすればいいの?
こんな悩みを解決します。
- 同調圧力とは何か?
- 何故、同調圧力は発生するのか?
- 同調圧力に屈しない人とは、どのような人か?
- 同調圧力に負けない為に出来る事とは?
- 同調圧力との付き合い方が知りたい!
当記事の信頼性
本記事を書いている私は部下育成で約2000名以上の方々の成長に携わり、
仕事で悩まれている事、苦しんでいる事の問題を解決してきました。
そういった経験を通じて、
今も仕事で悩まれている方々に少しでも解決の糸口を掴み、
前に進めるきっかけになったらいいなと感じています。
実際に当記事の内容は私自身の経験に基づき、
日々の仕事を通じて、仕事の問題解決を提案、実行しております。
今あなたが働かれている職場環境が、
よりよくなる事を期待しながら、
職場の人間関係改善のための理解を深める解説をしていきます。
もくじ
同調圧力とは何なのか??
同調圧力とは、
圧力をかける事で違った意見が出ないように、
強制、同調させる行為です。
会議の場や、
グループの亀裂、
ルールの変更時など
様々な場所で同調圧力は力を発揮します。
そう聞くと同調圧力とは
悪い事なんだと感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、必ずしもそうとは限りません。
同調圧力を発生させている元が、
どういった考え方を持っているかによって善にも悪にもなります。
正しい方向で物事を進めようとした時の
同調はむしろ悪い論調をシャットアウトさせる効果もあります。
日本人の文化に根付いている?
日本人の文化として”思いやり”とか”察する”文化があります。
それに対して海外では、
自分の意見を主張する事が良いという文化だったり、
間違えていたとしても疑問を投げかけてみる
といった文化を持つ国もあります。
そういった意味では日本の思いやりや察する文化を持つ国民性は特殊で、
それがきっかけで同調圧力を発祥させている部分もあります。
同調圧力が発生する原因とは?
ここでは職場、組織において同調圧力が何故発生するかについて解説していきます。
特定の人物による妬み、ひがみ
同調圧力が発生する原因は、
ある特定の人物の個人的な
感情から発生する事があります。
その人物の気に入らない事や納得いかない事など、
自分に不利に物事が進む様に感じた場合、
それを妨害するかのように、
自分の主張を周りへ伝達し、
自分と同意の仲間を形成させていきます。
そして仲間の数を増やしながら、
自分以外にも同じ意見がある、
多数が同意である、
という事で自分に有利に働くように仕向けたりします。
いわば嘆願書や署名運動のようなものですね。
なぜそうしたのか?という動機は、
その人物の感情的要素(妬みやひがみ)が、多くを占めています。
自分の居心地の良い環境を妨害されそうと判断した時
同調圧力が発生する原因は、
特定の人物が自分と違う方向性で組織やグループが進もうとしている時に、
全体と同意という態度で表向き居ますが、
実は納得感がなく、
裏では進もうとしている逆の事を周りへ同調して、
自分の意見に賛同させるように仕向けていきます。
たちが悪いのは、
自分ではそれが正しいと思い込んでいる点です。
やはり、その動機は個人の妬みやひがみの感情的要素だったりするので、
中々対立構造を作ってしまった場合、
裏の本心が表に現れてくることはありません。
しかも自分の本心は隠しておいて、
同調している仲間の誰かに否定的な発言を
誘導させることもあります。
複数の思い込みが重なり合って、憎悪として同調が出来上がる
組織で言い合える関係でなかったり、
派閥みたいなものがいくつも出来上がり、
関係性が複雑化していきます。
そうすると本来は”何を言ったか”で仕事の問題解決を進めるべきですが、
”誰が言ったか”が重要になり、
本質的な問題解決のための組織でなくなってしまいます。
これは日本人が相手を思いやる、
悟るなどといった文化があり、
相手に迷惑をかけてはいけないと
微妙な距離感が出来てしまいます。
単純に聞けば理解して解決した問題も時間が立ったり、
憶測が進むにつれ、
うやむやになり複雑な問題として、
徐々相手に要らぬ憎悪感が生まれ、
同調へと発展していくケースがあります。
同調圧力に屈しない人とは?
では、同調圧力といった実態が見えずらいものに
屈しない人とはどのような人なのでしょうか?
また屈しないようにするためには、
どのようにすれば良いのでしょうか?
個性を大事にする
同調圧力に屈しない人は個性を大切にします。
現代ではダイバーシティ&インク―ジョン(D&I)などと呼ばれていたりもしますが、
個性を大切にたいせつにするからこそ
1人1人をより細かく認めていかなければならないのです。
そうした目と耳で1人1人と接すると、
同調圧力の渦中にいる方々でも意味合いや目的、
それに対する気持ちなど微妙に違っていたりします。
それでもその意見を否定するのではなく、
ただ傾聴する事で同調のズレを感じて
圧力解消のきっかけを見つける事が出来ます。
人との意見の食い違いを恐れない
冒頭でも触れましたが、
日本人はやはり思いやりの文化です。
迷惑をかけてはいけないと
義務教育から教わり当たり前のように叩き込まれています。
その為、他人と対立は悪と認識して、
少し違った意見があったとしても”同じです”
と会議の場や意見交換の場合でも
そう言って事なかれとその場を終わらせてしまいます。
しかし、
本来なら同じ人間なので意見の食い違いはあるはず。
また意見は同じでもそこ工程やプロセスは違ったり、
目的が違ったりとあるはずなので、
そもを自分の思いを伝えるという事が必要です。
直接本人へ言う
悪口、陰口は同調圧力の種です。
悪口、陰口は対象者の前で言えないものは全てそれに該当します。
同調圧力に屈しない人は、
誰かを巻き込まず本人へ直接言います。
逆に他を巻き込むと
話がややこしくなることを知っているからです。
何かあった時に直接本人へ言える姿は
表裏がないように見え、
相手からも信頼されたりするのです。
だから直接いう事が出来るのです。
その反対に、
悪口や陰口を言っているような人は信頼を失くし、
それでも自分の立場や意見が正しいと決めつけようとして
同調圧力を生み出してしまうのです。
同調圧力にはどのように対応していけばよいか?
同調圧力の屈しない人のポイントは理解して頂きました。
しかし、
明日からいきなりあなたが
屈しない人のなろうとしても
返って相手を逆なでしてしまうでしょう。
その為にも
今後同調圧力に対して
どのように接していけばよいか解説していきます。
距離を置く、関わらない
毅然とした態度は必要でしょう。
あなたの考え方や正しさを曲げてまで、
同調を起こす側にいるメリットは何なのでしょう?
実はメリットは
短期的な所属欲が満たされるだけです。
都合が悪くなり、あなたを例えば標的の対象になれば
昨日まで味方だと思っていたのに一気に、
あなたを陰で攻撃しはじめ
あなたに対する同調圧力が発揮されます。
その為、
所属欲を満たすのではない価値観を形成する。
つまり誰が正しいかどうかではなく
何が正しいかで判断し、
距離を置いて関わらないようにしましょう。
立ち向かわない
実態が分からない、
誰が元凶かもわからない状態で
正義感を出し立ち向かおうとしても見当違いだったり、
隠れてしまい逃げられる事もあります。
また立場があなたの方が
上であれば対処の仕様はありますが、
立場が同等もしくは下の場合、
間違いないく標的にされ
居心地が悪い職場へ変貌を遂げていきます。
冷静に対応が出来るようになるためにも誰がどうなのか?
分析を行い、立ち向かわないようにしましょう。
社内人時制度やコンプライアンスを扱う部署へ相談する
あなたがどの立場にいたとしても、
基本的に第三者の力が必要です。
同調圧力を発揮する事が
当たり前の組織になってひどいと、
そういった社内の第三者を巻き込み
正しい事を捻じ曲げて、
対象者をおとしいれようとします。
それだけ冷静に対応していかなければなりませんが、
あなたが、同調圧力に屈しないようになるためには
事実を掴むことが必要で事実を掴み、
本音を探り当てるためには、
自分だけでは不可能なので
必ず第三者に協力を仰げるようにしましょう。
外部へ相談する
社内の部署相談でも対応できない場合は、
外部へ相談しましょう。
法律事務所やハラスメント相談窓口など様々なところがあって、
こういったところへ相談する事で
改善の手掛かりをつかむこともできます。
環境を変える
耐えて自分自身の身体やメンタルを
壊してしまうくらいなら、
転職や退職を考えましょう。
職場環境が好きだ、
仕事内容は好きだという方も多くおられると思いますが、
その会社でなければ実現できないという事は、
1つもありません。
自分の考えられる最大限の事をしても
同調圧力に負けてしまう組織であれば、
勇気を出してあなたの環境を変える事をおすすめします。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
私自身職場で同調圧力が
蔓延る現場の責任者として配属された過去があります。
大きな管理の必要な環境でした。
他のスタッフは仕事の実務という点ではとても優秀でした。
しかし、
人間関係は最悪で自分のしたこと、
自分に都合が良い事を優先して物事が進んでいました。
上記の手段を通じて、
私自身その環境の同調圧力を撲滅させました。
とても骨の折れる仕事でしたが、
協力していただいた関係各所の方々に
助けられたと今でも思っています。
今同調圧力で悩まれているあなたも
必ず未来はありますので、
未来が明るく正しい環境になるように頑張りましょう。
今回は以上です。
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